海外FX業者「Exness」のソーシャルトレーディングは、他の投資家の取引をコピーできるという珍しいサービスです。ソーシャルトレーディングを利用すれば、全くの初心者でもプロのトレードをコピーして大きな利益を上げるチャンスがあります。
しかし、便利なサービスであってもリスクを考慮して賢く投資家選びをしなければ、逆に資産を危険に晒してしまいます。
今回、複数の海外FX口座を使い分ける現役トレーダーであるたおが、ソーシャルトレーディングの特徴や始め方、活用方法を詳しく解説していきます。
この記事を読めば、今日にでもソーシャルトレーディングをスタートできますよ。
✓ソーシャルトレーディングの仕組みは?
✓どうやって活用すればいいの?
✓投資家の選び方はある?
利益を出しながらプロ投資家の取引を勉強できるよ。
またExnessについてのまとめを読みたい方はこちらの記事も合わせて確認してみてください。
目次
Exnessのソーシャルトレーディングとは
ソーシャルトレーディングとは、Exnessにトレードを公開している投資家の投資内容を自動的に完全コピーできるサービスのこと。
経験豊富なトレーダーのトレードをコピーすることにより、初心者でもいきなり利益を上げるということが可能です。
また、ソーシャルトレーディングはEAのような自動売買とは異なり、実際にトレードしているトレーダーのコピーすることになります。これにより、一流の投資家の判断を実際に見て学ぶことができるという利点もあります。
ソーシャルトレーディングの仕組み
ソーシャルトレーディングには、2種類の参加者が存在します。取引をコピーさせてもらう「インベスター」と、取引を公開する「ストラテジープロバイダー」です。
「インベスター」は出た利益より一定の手数料を支払うことで、プロトレーダーの投資をコピーすることができます。勉強することなくプロトレーダーに乗っかることができ、うまくいけば初心者が何もせずとも高利益を出すことができるのです。
一方「ストラテジープロバイダー」は、取引を公開することで手数料収入を得ます。自分の手の内をさらしてしまうというリスクはありますが、コピーするインベスターが増えれば増えるほど大きな手数料を稼ぐことが可能です。
このように、ソーシャルトレーディングは、双方に利益があるwin-winなシステムになっています。
インベスターの特徴とは?
インベスターはストラテジープロバイダーの取引をコピーさせてもらう代わりに利益の一部を還元します。
インベスターには主に2つのメリットがあります。
- 放置可能で利益が出せる
- 投資を学ぶことができる
投資で利益を出すのは一朝一夕ではできません。しかし、プロのトレードをコピーできるソーシャルトレーディングでは別。初心者でも適切に選べば、放置しながらも利益を出せるチャンスがあります。
また、取引を見られるので、実力ある投資家がどのように判断しているかを学べるのは大きいでしょう。エントリーやイグジットを見たらその意図を徹底分析し、自分だったらどうするかと考えてみましょう。きっと多くの学びがあるはずです。
デメリットは以下の2つ。
- アプリ限定なこと
- フィードバックがないこと
ソーシャルトレーディングは「Exness Social Trading」というアプリでのみ利用可能。通常のExnessはデスクトップで使うのが基本であるため、そちらに慣れている方は多少混乱するかもしれません。しかし、ストラテジープロバイダーは小さな画面でも簡単に選べるため、アプリでも問題はありません。
また、プロのトレードを見れるという利点はあるものの、自ら選択して結果が出るというフィードバックがないのはデメリット。失敗の痛みを感じれば、それだけ強く記憶に刻まれるわけですからね。それでも深い学びができるように、トレーダーの意図や決定をしっかり分析していきましょう。
ストラテジープロバイダーの特徴とは?
ストラテジープロバイダーの一番のメリットはなんといっても高い利益を得られるチャンスがあるところ。
トレーダーとしての実力が必要ですが、成功すれば通常よりはるかに高額なリターンを得られます。インベスターが増えれば増えるほど、手数料を増やすことができるからです。
言い換えればストラテジープロバイダーは、インベスターの資産をリスクなしで間接的に借りているようなもの。自分の資産を市場のリスクにさらすことなくリターンだけを増やすことができます。
インベスターとしてソーシャルトレーディングを活用しよう
ソーシャルトレーディングを始める場合、投資経験の有無に関わらずまずはインベスターからスタートするのがいいでしょう。使い勝手を理解でき、優秀なトレーダーの取引をみるというのは非常に勉強になりますからね。
うまくいけば利益が出ますし、上手なトレーダーを選べば資金が減るリスクが低いのも安心できる点です。
インベスターの始め方
では、ソーシャルトレーディングを始めるまでを画像で解説していきます。以下のリンクをクリックし、お使いの端末に合わせてダウンロードしましょう。
次にプロフィール設定です。
- 居住国の選択
- メールアドレスの設定
- パスワードの設定
- ログイン時のパスコード(4桁)を設定
この4つを設定してログインは完了になります。
トレードをコピーするには
これでいいと思ったストラテジープロバイダーがいた場合、さっそくコピーをしていきましょう。タップすると以下のような画面が表示されます。
コピーを開始するをタップします。
このような画面に移行します。投資金額を設定し続行をタップします。
これでコピー完了です。3ステップで非常に簡単にできました。
ストラテジープロバイダーの選び方
ソーシャルトレーディングはストラテジープロバイダー選びですべてが決まると言っても過言ではありません。自分の資産の運用を、選んだプロバイダーにすべて任せるわけですからね。
具体的にどうするかというと、Exnessが公開しているプロバイダーのデータを見ながら選びます。
データを解説
ストラテジープロバイダー選択画面では、プロバイダーがこれまで取引していた情報やデータが表示されています。詳しくは以下の6つのデータです。
- リスクスコア:これまでとってきたリスクを表します。高いほどハイリスクです。
- 最大ドローダウン:一定期間中に、最大どれくらいの損をしたかを示しています。
- 手数料:利益が出たときに引かれる手数料です。
- リターン:一定の期間におけるリターンを表しています。
- 投資家数:戦略をコピーしている投資の数を示します。
- レバレッジ:使用しているレバレッジの高さです。
- 有効証拠金:証拠金残高(米ドル)です。
最高の選択をしても利益が保証されているわけではありませんが、誤った選択をすると資産を失う危険性が高まります。
まずは以下で紹介する選ぶ基準を参考に、ストラテジープロバイダーを探してみてください。その後経験を積み自分なりの選択方法を模索するのが良いでしょう。
なお、ストラテジープロバイダー選びには、まずはリスクを考慮してタイプを選ぶ必要があります。今回は「ハイリスクハイリターン」と「ローリスクローリターン」を解説していきます。資金面やリスクの許容度で選びましょう。
ハイリスクハイリターン
- リスク値が5以下
- 3か月以上でリターンが300%以上
どちらかというと、リターンの多さよりもリスクを下げることを優先しましょう。収益はまぐれであげられますが、リスクというのは今後の取引に影響を与える要素であるからです。
自分の資産を極端なリスクにさらすことは、第一に避けるべき事柄になります。
ローリスクローリターン
- リスクが2以下
- 収益が50%~
リスクを下げながらプラスになる確率を高くする選択です。リスク値が2だととりあえず資産が0になる可能性はだいぶ低くなりますから安心。そのうえで50%~という着実な利益を想定してストラテジープロバイダーを選びます。
注意点
インベスターとしてコピーする際に1つ気を付けなければいけないことがあります。それは、ストラテジープロバイダーのポジションをしっかり確認しておくことです。
というのも、選んだその瞬間からプロバイダーと同じポジションになります。すると、自分の状況とは全く違うポジションを持つことになるのです。この時にプロバイダーが損切した場合、プロバイダーとしては通常の戦略通りに決済しただけなのに、自分だけ損を被るというようなことが起こります。
こういった食い違いが起らぬよう、できるだけポジションが少ない状態を選ぶのが望ましいでしょう。最低でもマイナスがかさんでいる状態のコピーは避けるべきです。
まとめ
Exnessのソーシャルトレーディングは、初心者~中級者におすすめできるサービスになります。プロのトレードを実際に見て、利益を上げるチャンスを持ちながらしっかりと勉強できるからです。手数料はとられるものの、一流の判断を間近で見られるのは大きな収穫になるでしょう。
また、上級者はストラテジープロバイダーになることを検討してみるといいかもしれません。一定数のインベスターがつけば、取引のリスクを下げながら利益を享受することができます。
とりあえずダウンロードして始めてみよう。