iForexは1996年に創業した老舗の海外FX業者です。日本語によるサポートも充実しており、海外FX初心者の方でも無理なく利用できる海外FX業者となっています。
本記事では、このiForexについて項目ごとに詳細をレビューしていきます。様々な関連からiForexをチェックしていきますので、これからiForexを利用したい方、海外FXを始めていきたい方はぜひ一読してみてください。
iForexの基本情報
運営会社 | Fomula Investment House Ltd. |
設立 | 1996年 |
口座タイプの種類 | 1種類 |
取り扱い銘柄数 | 通貨ペア:82種類 貴金属:7種類 株式指数:35種類 株式銘柄:674種類 原油:6種類 コモディティ:7種類 仮想通貨:18種類 |
レバレッジ | FX:最大400倍 貴金属:最大200倍 株式指数:最大200倍 仮想通貨:10倍 |
追証 | なし |
ゼロカット | あり |
ロスカットレベル | 証拠金維持率0% |
取引ツール | 独自ツール(FXnet Trader) |
入金方法 | クレジットカード / デビットカード bitwallet 銀行送金 |
出金方法 | クレジットカード / デビットカード bitwallet 銀行送金 |
最低入金額 | 1万円 |
日本語サポート | あり |
ボーナス | あり |
資金保全の方法 | 分別管理 |
法人口座 | あり |
iForexレビュー
それでは早速、iForexのレビューを行っていきましょう。
初心者へのおすすめ度
iForexは海外FX初心者の方におすすめのFX業者です。ロスカットレベルが「証拠金維持率0%」となっており、実質的に強制ロスカットが発生しません。証拠金維持率を気にして途中で決済をする必要がないので、海外FX初心者の方でも無理なく取引することができます。
証拠金が無くなりそうになったら、追加で入金することでポジションを維持することが可能です。自分のペースで無理なくFXトレードを行いたい場合に最適の海外FX業者といえるでしょう。
中級者・上級者へのおすすめ度
iForexはFX中級者・上級者でも満足できる海外FX会社となっています。通貨ペアはメジャー通貨・マイナー通貨合わせて82種類で、幅広い選択肢の中からトレードを行うことが可能です。貴金属や株式銘柄、仮想通貨銘柄など通貨ペア以外の銘柄も充実しており、FXトレード以外にも広く対応している点もiForexの特徴です。
信頼性・安全性
iForexの信頼性・安全性は海外FX業者の中でもトップクラスに高いです。iForedの運営会社であるFormula Investment House Ltd.は、英領バージン諸島の金融ライセンスを取得しています。バージン諸島の金融ライセンスは取得するのが難しい金融ライセンスとして有名です。
また、1996年の創業から大きなトラブルなく運営を続けている点もiForexの信頼性・安全性の高さに結びついています。20年以上に渡って、安定して運営している海外FX会社はiForexぐらいです。
約定力・透明性
約定力・透明性の高さでは、iForexは少々後手を踏んでいます。iForexでは、取引方式として「OTC方式(DD方式)」を採用しています。OTC方式では、顧客の注文をFX業者が一旦預かって、市場に注文を流す方式です。顧客の注文がダイレクトに市場に伝わる訳ではないため、取引の透明性において若干問題が残ってしまいます。
iForexはこれまで顧客の取引関連で大きな問題は起こしていないので、不正な取引を行っている可能性は極めて低いですが、今後トラブルが生じてくる可能性もゼロではありません。透明性の高いトレードを行いたい場合は、顧客の注文にFX業者が介入しない「NDD方式」を採用している海外FX業者を選ぶことをおすすめします。
レバレッジの大きさ
レバレッジの大きさに関しては、他の海外FX業者と比べると少々物足りないかもしれません。iForexでは最大レバレッジが400倍となっています。海外FX業者の最大レバレッジは、平均して500倍前後ですので、iForexのレバレッジは平均よりも少し低い数値です。ハイレバレッジトレードを行いたい場合は、別の海外FX業者を利用した方がよいかもしれません。反対に、あまりハイレバレッジのトレードは行いたくない人にとっては、iForexのレバレッジは丁度良いといえます。
iForexのレバレッジについては、下記の記事にて詳細を解説しているので、合わせて参考にしてみてください。
スプレッドの狭さ
iForexのスプレッドは、他の海外FX業者と比較して狭いです。スプレッドを抑えてトレードを行いたい方に最適なFX業者となっています。
下記、代表的な通貨ペアの平均スプレッドです。
銘柄名 | 平均スプレッド |
EUR / USD | 0.7pips |
USD / CAD | 2.0pips |
USD / JPY | 0.8pips |
GBP / USD | 1.1pips |
AUD / USD | 0.8pips |
USD / CHF | 1.5pips |
EUR / JPY | 1.2pips |
NZD / USD | 2.0pips |
GBP / JPY | 2.3pips |
AUD / JPY | 3.0pips |
スプレッドが1pips未満になっている通貨ペアもいくつかあります。メジャー通貨でここまでスプレッドが狭いのは、iForexならではの強みといってよいでしょう。
入出金のしやすさ
iForexはマイページから簡単に入出金を行うことが可能です。iForexで利用できる入金方法・出金方法は下記のものになります。
入金方法 | 手数料 | 入金反映時間 |
クレジットカード デビットカード | 無料 | 即時 |
bitwaleet | 無料 | 即時 |
銀行送金 | 国内銀行送金:無料 海外銀行送金:約5,000円 | 国内銀行送金:1~2営業日 海外銀行送金:3~5営業日 |
出金方法 | 手数料 | 出金反映時間 |
クレジットカード デビットカード | 無料 | 最大2ヵ月ほど |
bitwallet | 無料 | 3~5営業日 |
銀行送金 | 2,000円 ※10万円以上の出金は月3回まで無料 | 3~5営業日 |
iForexは海外FX業者の中でも珍しく、国内銀行から手数料無料で入金することが可能になっています。海外銀行を利用すると5,000円以上の手数料が発生するので注意してください。
また、クレジットカード / デビットカードによる出金は「カードで入金した金額まで」となっています。利益分の出金はクレジットカード / デビットカードでは行えません。bitwallet、銀行送金であれば利益分の出金が可能となっています。
iForexの詳しい入金・出金の手順は下記の記事で解説しています。こちもぜひご覧になってみてください。
取引ツールの機能性
iForexでは独自の取引ツールとして「FXnet Trader」を採用しています。海外FXの取引ツールでは、MT4・MT5などの取引ツールが利用されることが多いですが、iForexではMT4・MT5は利用できない形となっています。
FXnet Traderは、WEBブラウザ上で利用することが可能です。MT4・MT5の場合はPCにインストールする必要がありますが、FXnet Traderであればインストールせずにそのままブラウザで操作できます。iOS、Androidアプリ版もリリースされているので、スマホでも手軽にトレードを行うことが可能です。
注意点として、FXnet Traderは「自動売買に未対応」である点が挙げられます。自動売買を行いたい方は、MT4・MT5に対応した海外FX業者を選ぶ必要があるので注意してください。
キャンペーン・ボーナス
iForexでは下記のキャンペーン・ボーナスを提供しています。
- 100%+25%初回入金ボーナス
- 年利3%の利息付与
まず、iForexに登録して初めて入金する際に「$1,000」までの金額に100%、「$1,000~$5,000」の部分に25%の入金ボーナスが適用されます。入金するだけで「最大$2,000」のボーナスを受け取ることが可能で、トレードの資金を一気に増やすことが可能です。ボーナス金額に関しては、現金ではなく「トレーディングチケット」という形で受け取ります。トレーディングチケットは出金することはできません。トレードでのみ利用可能となっています。
また、iForexでは保有している証拠金に対して「年利3%」の利息が付与されます。利息を受け取るには「口座残高が$1,000以上」あること、月に1回以上取引を行うことが条件です。これらの条件を満たせば、翌月に年利3%の利息の月割り(年間利息を12で割った利息)が口座に反映されます。利息は現金で受け取ることが可能なので、出金することも可能です。3%という利息は、日本国内の普通預金と比べると破格の利率といってよいでしょう。口座に入れて月1回トレードするのみで利息を受け取れるので、利用しない手はありません。
日本語対応レベル
iForexでは日本語サポートに完全対応しています。日本人のスタッフが在籍しており、メール・電話に対して日本語で対応してもらうことが可能です。加えて、iForexのサイト・取引ツール画面も日本語表示となっています。英語が読めなくも安心して利用できるので、海外FX初心者の方にもおすすめのFX業者です。
iForexのメリット
iForexを利用するメリットとして、下記の点が挙げられます。
- 取り扱い銘柄数が豊富
- 証拠金が無くなるまでポジションをキープ可能
- スプレッド幅が狭い
- 最大レバレッジが口座残高に左右されない
- 追証がなく、ゼロカットが適用される
取り扱い銘柄数が豊富
iForexでは、通貨ペア、株式銘柄などすべての銘柄を合わせて700種類以上もの銘柄を扱っています。通貨ペアのみで82種類、株式銘柄に至っては600種類以上もの銘柄を扱っており、幅広い選択肢の中からトレードすることが可能です。ここまで豊富な銘柄を扱っているのは、老舗の海外FX業者ならではの強みといえます。これから海外FXを始めていく方は、iForexの口座を開設しておいて損はありません。
証拠金が無くなるまでポジションをキープ可能
iForexでは、ロスカット水準が「証拠金維持率0%」となっています。これは「証拠金残高がなくなるまでポジションをキープ可能」ということです。実質、ポジション保有中に強制的にロスカットが行われることはありません。仮に、証拠金が尽きそうになったら、追加で入金を行うことでロスカットを防ぐことができます。長期的にポジションをキープできる点、iForexを利用するメリットです。
スプレッド幅が狭い
iForexでは、メジャー通貨を中心にスプレッド幅が狭い点も特徴です。これはiForexがOTC方式(DD方式)を採用していることが背景にあります。OTC方式ではFX業者が取引の仲介を行う分、スプレッドで利益を出す必要性が少なくなります。NDD方式を採用している場合は、スプレッドが海外FX業者の利益です。そのため、スプレッド幅も広く設定されるケースが多くなります。
iForexであれば、EUR / USDやUSD / JPYをはじめとしたメジャー通貨で、スプレッドが1pips未満です。短期トレードをメインに行うトレーダーにとっても、iForexは最適といえるでしょう。
最大レバレッジが口座残高に左右されない
iForexは、最大レバレッジが口座残高に左右されません。他の海外FXでは最大レバレッジ1000倍など、iForexよりも高いレバレッジを設定している業者も多いですが、その多くは口座残高が増えるにつれて最大レバレッジが制限されます。
iForexの場合は、口座残高がどれだけ増えても最大レバレッジは同じです。まとまった資金でトレードを行いたい方にとっても、iForexは使い勝手が良い海外FX業者といえます。
追証がなく、ゼロカットが適用される
iForexでは追証は発生せず、ゼロカットが適用されます。追証があると、数百万円以上の負債を抱えてしまうリスクがありますが、追証なしのiForexcであれば負債を抱えることなく安心してトレードすることが可能です。仮に、証拠金残高以上の損失が発生した場合は、iForex側が損失分を支払ってくれます。トレーダーが損失分を追加で支払うことはありません。
iForexのロスカット・ゼロカットのしくみについては、下記の記事で詳しく解説しています。こちらも合わせて参考にしてみてください。
iorexのデメリット
iForexを利用するデメリットとして、下記の点が挙げられます。
- 出金の際に書類提出が必要
- 取引では独自ツールのみしか使えない
- 信託保全が適用されない
出金の際に書類提出が必要
iForexでは、出金を行う際に「出金依頼書」を提出しなければなりません。出金依頼書を印刷して「手書き」でサインした後、スキャナーで読み取って提出する必要があります。スマホカメラなどで撮影した写真を送信するのはNGです。出金で書類提出が必要なのは、大手海外FX業者の中だとiForexぐらいです。それだけ厳重に出金管理を行っている表れではありますが、トレーダーからすると少々使い勝手が悪いといえます。
取引では独自ツールのみしか使えない
iForexでは、独自ツールである「FXnet Trader」のみ利用可能となっています。MT4・MT5を利用することはできません。MT4・MT5に使い慣れている場合だと、FXnet Traderは利用しづらく感じるかもしれません。また、FXnet Traderは自動売買には未対応です。自動売買を行う場合は、MT4・MT5を採用した海外FX業者を利用する必要があります。
信託保全が適用されない
iForexでは「信託保全」が適用されません。信託保全とは、FX業者の運営資金とトレーダーの預託資金を区別して管理する制度です。トレーダーの資金に関しては、提携先の銀行が管理することになり、FX業者側の都合で引き出すことはできません。信託保全が適用されていれば、万が一FX業者が倒産しても、自身の資金を守ることが可能です。
ただ、信託保全が適用されていないiForexの場合だと、倒産した際に自身の預託資金が返ってくる保証はありません。トレードを行わない場合は、こまめに出金した方が安全でしょう。
iForexの評判まとめ
次に、iForexの評判について情報をまとめていきます。
iForexの良い評判
iForexの悪い評判
次に、iForexの悪い評判を確認していきましょう。
iForex口座開設の流れ
ここからは、iForexの口座開設の流れについて開設していきます。iForexの口座開設画面は日本語に完全対応ですので、英語が読めない方でも安心して手続き可能です。これから紹介する手順に沿ってもらえば、10分ほどで口座開設を完了できます。それでは早速、iForexの口座開設の流れを確認していきましょう。
まずはiForexの公式サイトにアクセスしてください。画面下部に「無料口座開設」というボタンが表示されるので、こちらをクリックします。
苗字・名前・メールアドレス・電話番号を入力しましょう。電話番号は「国際番号方式」での入力になります。電話番号の頭についている「0」を一つ消して、番号を入力してください。たとえば、「090-1111-2222」という番号の場合、国際番号方式では「90-1111-2222」という番号になります。入力を終えたら、「口座開設」のボタンをクリックしましょう。
画面に表示されたセキュリティコードを読み取って、コードを入力していきます。コードが読み取りづらい場合は、コード右側にあるリロードボタンをクリックすることで別のコードを表示可能です。入力を終えたら、「取引規約・お客様情報の扱い」にチェックを入れて、「続行」をクリックしてください。
すると登録メールアドレス宛てにログイン情報が送信されるので確認しましょう。また、画面上にもパスワードが表示されます。
画面下部の「ログイン」ボタンを押して、ログイン手続きに進みましょう
これでiForexの口座開設手続き完了となります。
次に、本人確認書類の提出を行っていきましょう。本人確認書類の提出を行わなくてもトレードすることは可能ですが、出金の際は本人確認書類を提出しておかないと手続きできません。書類確認には数日かかることもあるので、先に提出を済ませておくのがおすすめです。
iForexにログインしたら、画面右上にあるメニューバーをクリックしましょう。
するとメニューバーが展開されます。メニューバーの下部にある「書類のアップロード」をクリックしてください。
すると書類提出画面に移ります。iForexに提出する書類は、下記の2種類です。
- 身分証明書:運転免許証、パスポート、マイナンバーカード
- 住所確認書類:公共料金請求書、クレジットカード請求書、住民票、税金納付書類 など
身分証明書に関しては「顔写真付き」の書類のみ有効になります。また、有効期限内の書類でないと身分証明書として利用できません。
住所確認書類については、「発行から6ヵ月以内」の書類のみ有効となっています。
各項目の右側に表示されている「ブラウズ」をクリックすることで、書類データの提出が可能です。各書類のデータに関しては、スマホカメラで撮影した写真ファイルのO.K.です。
写真画像が不鮮明であると再提出を求められることがあるので、手振れなどが生じないよう撮影時に注意してください。
iForexのよくある質問
iForexの利用でよくある質問について、れいちゃんがまとめてくれました、各質問について答えていきます。
iForexは海外FX初心者・経験者ともにおすすめのFX会社!
iForexは、レバレッジや取引方式の面では評価はそこまで高くありませんが、その他の項目の評価は総合的に高いです。老舗の海外FX会社ということもあり、安心して利用することができます。まだiForexの口座を開設されていない方は、これを機にぜひiForexで口座を開設してみてください。
iForexを利用して、快適な海外FXトレードを行っていきましょう。