この記事は次のような疑問を持つ人向けです。
✔TitanFXの口座の種類でブレードとスタンダードって何が違うの?
✔ブレード口座とスタンダード口座、他の海外FX口座のスプレッドと比べてどうなの?
✔自分はブレードとスタンダード、どっちの口座を開設したらいいんだろ?
数ある海外FX口座の中でも、レバレッジに制限を設けていない業者は数えるほど。そのひとつがTitanFXになります。また、TitanFXは海外FX業者でありながら日本語サポートが完璧なことでも有名です。それではそんなTitanFXの口座の種類について見てきましょう。
TitanFXについてのまとめを読みたい方はこちらの記事も合わせて確認してみてください。
目次
TitanFXの2種類の口座を徹底解説
TitanFXの口座は2種類。ブレード口座かスタンダード口座のどちらかを選ぶ形になります。この2つの口座の違いは以下の通り。
口座の種類 | 取引手数料 | スプレッド |
スタンダード口座 | なし | やや広め |
ブレード口座 | 3.5ドル/1ロット | 極狭 |
見ていただいたらわかるかと思いますが、この2つの口座の違いというのは、取引手数料とスプレッドの違いです。スタンダード口座は取引手数料がかからない分、スプレッドがやや広めに設定されています。対して、ブレード口座というのはその逆で、取引手数料がかかる代わりにスプレッドが極狭です。
少し詳しい話をしますと、ブレード口座がECN口座になり、スタンダード口座がSTP口座になります。ECN口座とSTP口座の違いは以下の通り。
ECN口座では、インターバンク市場のレートを直接トレーダーに流します。FX業者は仲介するだけ。FX業者が手を加えない分、透明性が高いと言えます。
STP口座では、インターバンク市場のレートをFX業者を経由してトレーダーに流します。FX業者がトレーダーにとって最も有利なレートを選択して提示してくれますが、FX業者が手を加える分、不透明さが増すとも言えます。
ざっくり言うと、ECN口座は透明性が高い分、手数料が発生するということです。そんなECN口座であるブレード口座の各通貨ペアごとのスプレッドの狭さは以下で確認してください。
スタンダード口座 | ブレード口座 | |
USD/JPY | 1.33pips | 0.33pips |
EUR/JPY | 1.74pips | 0.74pips |
EUR/USD | 1.20pips | 0.20pips |
AUD/JPY | 2.12pips | 1.12pips |
GBP/JPY | 2.45pips | 1.45pips |
NZD/JPY | 2.62pips | 1.62pips |
AUD/USD | 1.52pips | 0.52pips |
GBP/USD | 1.57pips | 0.57pips |
NZD/USD | 1.86pips | 0.86pips |
ブレード口座とスタンダード口座では約1pipsの差がありますね。また、この狭いスプレッドが、取引が最も活発になるロンドンタイムやニューヨークタイムさしかかるとさらに狭くなります。
TitanFXと他のFX業者とのスプレッド比較
次にTitanFXのブレード口座とスタンダード口座のスプレッドを他の海外FX口座と比較してみます。ここでは「Axioryナノスプレッド口座」と「XMゼロ口座」と比較してみましたので参考にしてください。なお、わかりやすようにそれぞれ取引手数料をpipsになおして、スプレッドにプラスしています。
通貨ペア | TitanFX スタンダード口座 | TitanFX ブレード口座 | Axiory ナノスプレッド口座 | XM ゼロ口座 |
取引手数料 | なし | 往復0.7pips | 往復0.6pips | 往復1.0pips |
USD/JPY | 1.33pips | 1.03pips | 1.00pips | 1.10pips |
EUR/JPY | 1.74pips | 1.44pips | 1.30pips | 1.60pips |
EUR/USD | 1.20pips | 0.90pips | 1.00pips | 1.10pips |
AUD/JPY | 2.12pips | 1.82pips | 1.50pips | 2.00pips |
GBP/JPY | 2.45pips | 2.15pips | 2.30pips | 2.10pips |
AUD/USD | 1.52pips | 1.22pips | 1.20pips | 1.40pips |
GBP/USD | 1.57pips | 1.27pips | 1.50pips | 1.60pips |
こうしてみるとTitanFXのスタンダード口座であっても、XMゼロ口座と比べた際にはそれほどスプレッドは広いとは言えませんね。
TitanFXブレード口座とスタンダード口座に共通する特徴
ここからは視点を変え、2つの口座に共通する特徴をいくつか挙げていきます。
①高い約定力
TitanFXのホームページに謳ってある、Zero Pointテクノロジーによってもたらされる高い約定力は、ブレード口座とスタンダード口座の両方に見られる特徴です。(TitanFXのホームページはこちら)
アメリカの雇用統計のような、重大指標発表時の値動きが非常に激しい時には多少のスリッページはありますが、リクオートやオフクオートはほとんどありません。
リクオートというのはレートが急激に変動した場合に、本来発注した価格ではなく決済可能な価格で取引を行っていいかどうか、価格を再提示して聞いてくること。オフコートというのは、約定拒否され注文が通らないことです。
②制限なしの500倍のレバレッジ
TitanFXではブレード口座・スタンダード口座ともに、レバレッジを1~500倍まで自由に設定ができます。海外FX業者の中ではごく一般的な倍率ですが、他の海外FX業者と違うのは、レバレッジ制限がないことです。レバレッジ制限というのは、口座残高やポジションサイズによってレバレッジを制限すること。
多くの海外FX業者は、口座の資金が多くなればなるほど、注文ロットが増えれば増えるほど、最大レバレッジが下げられます。つまり、少ない資金・ロットの時は高レバレッジの取引ができますが、口座資金が豊富にある時や、最大ロットでトレードする際には、レバレッジが制限されるのです。そういったことがTitanFXには一切ありません。
③ゼロカットシステム
ブレード口座・スタンダード口座の両方でゼロカットシステムが採用されています。ゼロカットシステムというのは、取引の損失により口座残高がマイナスになったとしても、そのマイナス分をTitanFXが肩代わりしてくれて、口座残高をゼロに戻してくれるというものです。つまり、TitanFX口座では決して口座残高以上の損失が出ないということになります。
あなたが開設すべき口座はブレード・スタンダードどっち?
結論から言いますと、スキャルピングやデイトレードのように1日に何度もトレードを行う場合や、自動売買を行う場合はブレード口座がおすすめです。多少手数料がかかっても、やはり狭いスプレッドというのは魅力的。わずかな差かもしれませんが、塵も積もればというやつで、その差が最終的な損益に与える影響は少なくありません。特に自動売買の際にはその差は顕著に現れるでしょう。一方、取引量の少ない人や、まだFXを始めて間もない人はスタンダード口座がおすすめと言えます。
まとめ
FXには様々なトレードスタイルがあります。超短期のスキャルピングから日足・4時間足を使っての長期のトレード、高度にプログラムされたシステムトレードなど、自分のトレードスタイルにあった口座選びが重要です。
ここではTitanFXブレード口座とスタンダード口座を詳しく見てきましたが、ぜひ、ご自身のトレードスタイルに合った口座選びをしてくださいね。最後まで読んでいただきありがとうございました。